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【都知事選2016】せきくち安弘候補 政見放送 書き起こし

  • ポリタス編集部
  • 2016年7月22日

7月21日にNHK総合で放送されたせきくち安弘候補の政見放送の書き起こしです。


東京都知事候補者、無所属、せきくち安弘、64歳。江戸川区立葛西中学校卒業、自衛官5年経験、小売業、ビルメンテナンス業等従事。地球平和党代表、憲法勉強会を開催。

では、せきくち安弘さんの政見放送です。

東京都民の皆さま、私が今回、東京都知事に立候補した理由は3つあります。それを順に述べます。

第一は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに参院選の結果を受けた来るべき憲法改定により、戦後とは一線を画した新しい日本のもとで、その象徴として首都東京を最善の都市に作りあげることです。世界に向かって、新しい日本の首都東京を具体的に発信し、顔の見える日本としてアピールすることです。一言で表現すると、理想的憲法改定がなされたうえで、現在の横田基地の返還跡地、および西東京を世界平和のための中心基地とすることです。つまり、世界最高会議体議場群を形成することです。

第二は、新しい東京とともに都市計画のこれまでの大きな流れを変えることです。それは、マネーが中心、経済が中心、バランスシートが中心で、たしかにグローバル化の恩恵もさることながら、経済至上主義、開発至上主義、そういった東京から、やはりほんとうのところでは一番、人が一番大切、人と人とのつながりが、そして、日本や日本人に本来備わっている資質や文化が、何よりも重んじられる社会を積極的に、少しでも作っていくことです。

その典型として、結果として、交通事故や自殺、また犯罪行為による社会的自殺をなくして、自殺のない社会、自殺ゼロ都政を築いていきます。命を豊かに育むことができる社会を取り戻します。

第三は、直接民主主義の最たる自治体首長選挙と、その地方自治において、政策本位に重きを置き、形骸化を避け、本来的な地方自治、民主主義を成熟させることです。そしてその成果を、全国の地方自治の模範として確立し、波及させることです。

以上の3つを述べましたが、ほかにも築地市場移転での残された課題や、あるいは水害や大地震の際、都民の一番大切な命を守るための都政版緊急災害法が必要です。そして、71年前の3月10日、東京大空襲による犠牲者を慰霊し、平和を祈念する象徴的な施設の建立を考えております。政府による遺憾の意の表明とともに、保守・革新のしがらみを排して、一歩前進させてまいります。

また、東京都政について、都民の声を直接聞くという試みも実施します。これらのほか、現在テレビ等を通して取り上げられている課題、オリンピック・パラリンピックの開催・成功についてはもちろん、子育てや高齢者対策においても、当然のことながら、その問題の本質を考え、対策を打ってまいります。

立候補についての先の3つの理由、大きな政策についてもう少し詳しく掘り下げてみましょう。なにゆえ、横田基地の跡地に世界平和の中心的役割を持った世界最高会議体議場群を構築するか、ということです。現在、世界はかつての核五大国に加え、その倍する数の核保有国が出現してまいりました。世界中で核兵器の真の恐ろしさとその破壊力を知る国民は、われわれ日本人と、その被害をつぶさに研究し尽くした米国の2カ国だけです。ですから、日米を除いたほとんど核保有国自身が、その真の恐ろしさ、破壊性を半ば自覚できないのだと想像します。ですから、日本がいまこそ、世界人類から核兵器と戦争のない社会を作るために、最大限の貢献と役割を負わなければならないのです。このことは、日本の使命であり、責任でもあるのです。

また、都市計画の大きな流れを変えるということについては、私は土のある生活、土のある子育てのできる環境、これを取り戻します。また地方自治を実現させ、すばらしい都政を実現させます。

東京都知事は知名度、経歴、政党で選ぶな! 情熱です!

著者プロフィール

ポリタス編集部
ぽりたすへんしゅうぶ

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